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アメックスで重視される3つの審査基準を解説|通貨に必要な年収や資産、職業などを徹底解説

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アメックスの審査は年収と収入を重視

アメリカンエキスプレスカードの審査で重視されるのは年齢や勤続年数、綺麗なクレヒスだけでなく、最も重要視されるのは「お金を稼ぐ力」です

具体的には「年収」や「資産」、「職業」です。正社員か否か、職歴などはそれほど重視されません。

今回はそんなアメリカン・エキスプレス・カードの申込みからわかる、審査で重視されるポイントを解説します。

アメックスで重視される3つの審査基準を解説

なんの職業・役職に就いているか

アメリカン・エキスプレス・カードの申し込みフォームの主な職業

アメリカン・エキスプレス・カードに申し込むときに入力する審査項目を見てみましょう。まずは「職業」です。アメックスの申込みでは、主な職業の情報は下記のように極めて細かく分かれています。

  • 役員・経営者(自営含む ※独立して専門的職業を営む方を含む)
  • 会社員(管理職・課長以上)
  • 会社員(一般社員)
  • 公務員(管理職・課長以上)
  • 公務員(一般職員)
  • 医師・歯科医師
  • 弁護士・会計士・獣医師
  • 派遣・契約社員
  • 主婦・主夫
  • 年金・不動産・利子配当による収入

特筆すべきは「会社員」「公務員」の項目の細かさです。ここにアメックスの職業へのこだわりが表れています。

他のカード会社の2倍以上、厳密に「職業」を精査している

特に「会社員」「公務員」が「管理職・課長以上」と「一般社員/一般職員」等が明確に分かれているのがポイントです。他のクレジットカードの2倍以上の細かさです。この「職業」の選択肢の細かさは職業がアメックスの審査でいかに重要視されているかを表していると言えるでしょう。

アメックスの審査は職業について非常にこだわっていますが、それは正社員か否か、公務員かどうか、管理職か否か、というような前時代的なこだわりではありません。

たとえばアメックスは個人事業主でも発行しやすいクレジットカードと言われています。その理由もこの職業欄でわかります。自営業者である個人事業主は独立して専門的職業を営む方として、ある意味で「役員・経営者」として扱われるのです。

アメックスでクレジットカードが発行される職業の例

アメリカン・エキスプレス・カードでは下記のような職業でも、安定してお金を稼ぐ能力を有すると評価されれば、正当に評価されます。職業で門前払いされることはありません。その意味で、個人事業主にとってアメックスが発行してもらいやすいクレジットカードと評価されるのも肯けます。

  • 農業
  • 漁業
  • 画家
  • 音楽家
  • 彫刻家
  • 陶芸家
  • 書道家
  • 映画監督
  • カメラマン
  • デザイナー
  • イラストレーター
  • 作家
  • 小説家
  • 脚本家
  • 文筆業
  • 漫画家
  • エッセイスト
  • コラムニスト
  • 詩人
  • 俳人
  • 歌人
  • 俳優
  • 女優
  • 歌手
  • ミュージシャン
  • フリーアナウンサー
  • モデル
  • ダンサー
  • 落語家
  • 漫才師

個人事業主や自営業者でもお金を稼ぐ力があれば高く評価する

公務員や会社員でなくても、アメックスはきちんと安定した収入を得て働いている方には積極的にカードを発行しようとする姿勢がうかがえます。アメックスの審査が弾力的と言われる所以です。

申し込みフォームで例としてあげられている「芸術・芸能・スポーツ・農業」等は、天候やケガなどに左右されるある意味、不安定な職業です。そのためいくら実績があっても、クレジットカードの審査に通りにくい職業だと言えます。しかしアメックスでは安定以上に、お金を稼ぐ力を評価しています。前年度の実績などを見てカードを発行してくれるのです。

さらに「上記以外に職業をお持ちの方はチェックしてください」と副業も複数選択できるようになっています。これもお金を稼ぐ力を見るためです。

それは逆に言えば、いくら会社員や正社員でもお金を稼いで娯楽や旅行に使う能力がない人は発行対象とならない、とも言えます。アメックスでは実績至上主義、実力主義の審査が行われるという理解で間違いないと思われます。

年収はかなり重視される

アメックスが審査で重視するポイントの一つが「年収」です。アメリカン・エキスプレス・カードの申し込みフォームには、「年間所得(世帯年収)/万円」を入力する欄があります。

「税込所得額を半角数字で入力(500万円の場合500と入力)」します。100万円以下でも当然、申し込めますが正直、年収200万円以下でアメリカン・エキスプレス・カードに申し込むのは無謀と言えるでしょう。

アメックスのターゲット層は安定して旅行や娯楽にお金を使える方

アメリカン・エキスプレス・カードはトラベル&エンターテイメント(旅行と娯楽)の分野で実力を発揮するクレジットカード(T&Eカード)です。つまりアメックスのメリットはお金を使うことでしか得られないものばかりなのです。

逆に言えば、お金を使わない方はアメックスのメリットを享受できません。年会費も高いですし、特別な事情が無い限り、年収200万円以下なら年会費無料のクレジットカードを使った方が良いです。

年収200万円以下でアメックスの審査に通過するのはレアケース

年収200万円以下で持てるのは、たとえば、

  1. これまでクレカを安定して使い続けてきた実績があって、年間50万円ほど使う
  2. 年収は低くても持ち家で負債もなく、資産が何百万円もある

このような方々だと想定できます。もちろん支払い遅延なんてありえません。そういった財政力と信用に裏打ちがある方以外では年収200万円以下での審査の通過は難しく思えます。

「年収200万円~400万円」はアメックスの審査では年収の実質的な下限になる

アメリカン・エキスプレス・カードの審査で下限として設定されているのは、おそらく「年収200万円~400万円」ぐらいの方々からです。

ただ、いま日本では平均年収が下がり続けています。国税庁の「民間給与実態統計調査」によると平成28年度の平均年収は422万円です。

転職サイトの年齢別の平均年収ランキング(2017年データ)
年代 平均年収
全体 男性の平均年収 女性の平均年収
20代 約350万円 約360万円 約320万円
30代 約450万円 約490万円 約390万円
40代 約540万円 約590万円 約420万円
50代 約660万円 約710万円 約450万円

※参考サイト:DODA(デューダ) https://doda.jp/

年収300万円未満の男性は結婚相手として相応しいかどうか、という議論があるほど年収300万円は低い収入として扱われています。

しかし、むしろ趣味や娯楽、トラベル&エンターテイメント(旅行と娯楽)にお金を使っているのはこの層だとも言われているので、アメックスとしては審査に通過させることも多いです。

特に最近はアメックス全体の審査基準が緩和されたこともあり、年収300万前後でもステータスカードであるアメックスゴールドの審査に通過した人もいます。

若者の有望株は年収400万円以下でも十分審査通過の可能性がある

しかし転職に自信のある実力者でも女性で400万円に達するのは40代。男性でも30代からです。年収400万円を足切り基準にしてしまうと、これらの若手有望株をみすみす逃してしまいます。具体的には銀行系カードやJCBに将来のシェアを取られてしまうのです。

逆に言えば、年収が低くても大手企業や公務員としてお勤めの方、預貯金が十分ある方は、有望株として審査通過の可能性が十二分にあるのです。

アメックスは、JCB、三井住友、三菱UFJニコスをライバルとして意識

実際、アメックスが「他のクレジットカードをお持ちの方」としてチェックさせる、三菱UFJニコスや三井住友カード、JCBカードは有望な若者専用のヤングゴールドカードを積極的に発行して新規開拓しています。

これらの国内のライバル会社との関係からも、若者の「年収200万円~400万円」が審査通過のリアルな数字だと言うことがわかります。

もちろん同じ200万円でもその他の要素で審査通過率はぜんぜん違います。また年収が多ければ有利かと言えばそうでもありません。たとえば、

  1. 20代後半、既婚の派遣社員で年収400万円、夫婦共働きで世帯収入450万円、子どもも3人いる、遅延歴あり
  2. 20代前半、独身の正社員で年収200万円、学生カードからクレヒスを積み毎月5万円ほどを利用、遅延無し

同じ20代で年収400万円と200万円でも上記の2人では全然、審査通過の可能性が違うのは明らかです。

女性場合は300万円前後でも審査に通過する

もう1つ、平均年収のデータを見てみましょう。こちらは賃金構造基本統計調査・民間給与実態統計調査から平均年収を算出しているサイトのデータです。

世代別・男女別の平均年収の目安一覧表
年代 平均年収
全体 男性の平均年収 女性の平均年収
20代前半 約320万円 約330万円 約310万円
20代後半 約370万円 約390万円 約350万円
30代前半 約400万円 約460万円 約320万円
30代後半 約430万円 約510万円 約300万円
40代前半 約460万円 約560万円 約300万円
40代後半 約470万円 約630万円 約300万円

※参考サイト 平均年収.jp https://heikinnenshu.jp/

女性だと年収400万に到達するのは男性と比べて難しいため、女性の場合は300万でも審査に通過するケースも多いすぁう。

アメックスが「年収」の足切りラインを下げたのは考え方を変えたから

これまでと同じように「年収600万円~800万円」クラス以上のハイエンドユーザーばかりを相手にしては先細りするばかり。端的に言って商売にならなくなってきたのです。

2016年にアメックスは「富裕層向け高級カードから『幅広いライフスタイルを提案するカード』への転換を図る」途上にあることを発表しました。

ここでアメックスの個人事業部門 マーケティング 副社長は自ら「その理由として『消費者の購買行動が変わり、我々のブランドメッセージも時代とともに変えていくべきタイミングだった』」と述べています。

※参照サイト 講演「ブランディング観点からのコンテンツマーケティング」|デジタルマーケティングフォーラム(2016年11月29日開催)|日経Web広告ガイド|日本経済新聞社 http://ps.nikkei.co.jp/adweb/column/baitai20161129/article03.html

この方針転換が、「年収200万円~400万円」をもターゲットとして捉え始めたアメックスの審査に大きく影響していると考えられます。

アメックスは「年収」が厳しい時代だからこそ、年齢や独身か既婚者か、扶養家族はいるか共働きか、持ち家か否かなど、複数の要素を考慮して弾力的に審査しているのです。

資産も重視される

アメリカン・エキスプレス・カードの申し込みで「職業」欄に「主婦・主夫」や「年金・不動産・利子配当による収入」があることに気付いた方もいるでしょう。この項目が選べると言うことはすなわち、会社員や公務員という安定した職業以外の方でもアメックスには申し込める、ということ。

さらに言えば、アメックスは資産を活用し、不労所得で生活している方もターゲットにしている、ということを意味すると言えます。

アメックスは「資産」によって安定した支払い能力の有無を見る

さらにアメリカン・エキスプレス・カードの申し込みフォームには、200万円刻みで「預貯金・有価証券類(任意)」の額を入力する場所があります。

  • 200万円以下
  • 200万円~400万円
  • 400万円~600万円
  • 600万円~800万円
  • 800万円~1,000万円
  • 1,000万円~1,500万円
  • 1,000万円~1,500万円
  • 1,500万円~2,000万円
  • 2,000万円~

これは先ほどの「年金・不動産・利子配当による収入」の実力を保証する「資産」の要素です。アメックスにとって安定した支払い能力を保証する「資産」がいかに重要かを示す指針と言えるでしょう。

アメックスでやや重視される4つの審査基準を解説

では続いて上記3つの基準ほどではありませんが、アメックスの審査で重視される項目を紹介していきます。

クレヒスの良さ

アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードの申し込みフォーム④B他のクレジットカードの情報入力欄

アメリカン・エキスプレス・カードの申し込みでは手持ちのアメックスカードの番号入力欄がある

アメリカン・エキスプレス・カードの申し込みフォームには、手持ちのアメリカン・エキスプレス・カードの入力欄があります。他のクレジットカード会社の申し込みフォームではほとんど見たことがありません。

これはアメックスの利用実績を確認することを容易にするためと思われます。当然、良いクレヒスがあればスムーズに発行されるでしょう。最短3日で発行されるような方は、このアメックスカードのクレヒスが良い方も考えられます。

お持ちの他社カードのチェック欄でステータスカードの審査に通るかチェック

入力フォームの同じ場所には「他のクレジットカードをお持ちの方はチェックしてください。」という項目があります。チェックを入れると出てくるのは、

「お手持ちの他社カードをご選択ください。複数選択可」という欄。チェックできるのは日本において実績がある、育ちの良いクレジットカード会社たちです。

  • JCB
  • UCセゾン
  • 三菱UFJニコス
  • JAL/ANA
  • ダイナース
  • 三井住友
  • その他

「JCB」カード、「ダイナース」クラブカードはクレジットカードの国際ブランドそのものが発行するプロパーカードですし、日本におけるステータスカードの最高峰です。

また「三井住友」カード、「三菱UFJニコス」カードは銀行系カードの最高峰と言えます。「JAL」カードや「ANA」カードは航空系カードで審査が厳しいので有名です。これらのカード会社は審査が厳しく、門前払いされることも多い優良クレジットカードばかりです。

「セゾン アメックス」の利用実績も審査に影響する可能性がある

「UCセゾン」カードがあるのは、おそらくは「セゾン アメリカン・エキスプレス・カード」があるため。アメックス側での審査状況や利用実績の把握が関係していると思われます。

一方で十把一絡げに扱われる「その他」のカード会社は審査に影響しにくく、利用実績の上積みとは見做されないのかもしれません。

勤務先はあまり重視されないが影響はあるアメリカン・エキスプレス・カードの勤務先区分・形態入力フォーム

アメリカン・エキスプレス・カードの申し込みフォームの最後で入力するのが「勤務先」です。「勤務先名」「勤務先電話番号」などを入力するのは一般のクレジットカードの審査と同じ。

すこしこだわっているのが「区分・形態」です。下記の中から選択します。

  • 上場企業(関連会社含む)
  • 非上場で300人以上の企業(関連会社含む)
  • その他一般企業
  • 個人経営(自由業含む)
  • 教育機関(大学病院、専門学校含む)
  • 中央官公庁・地方自治体(衆参議員含む)
  • 外国大使館・領事館・国連機関
  • 上記のどれにも該当しない

ここでは会社の規模で選択肢を分けていますし、珍しいのは「外国大使館・領事館・国連機関」などの方々を項目としてあげていることです。しかし、あくまでも支払い能力を担保するものという位置づけだと考えられます。

職種もあまり重視されない

アメリカン・エキスプレス・カードの勤務先の職種入力フォーム
アメリカン・エキスプレス・カードで「勤務先」の「職種」を入力する項目があります。ここも一般的な項目ばかりです。特筆すべき点はありません。

  • 金融・保険(銀行・証券含む)
  • 製造(加工・メーカー含む)
  • IT・情報サービス(通信・運輸含む)
  • 建設・土木・不動産
  • 卸・小売
  • 娯楽・飲食
  • 医療機関
  • 放送・広告・出版・印刷
  • 農業・漁業・林業
  • その他サービス業

この項目の落差からわかるのは、アメックスが審査で重視しているのは、「勤務先」ではなく、そこでいかに働いているか、お金を稼いでいるのか、ということなのでしょう。大手の会社に勤めているから安泰で審査に通りやすい、ということでは決してない、と言えそうです。

アメックスで重視される3つの審査基準まとめ

アメリカン・エキスプレス・カードの申し込みフォームの入力項目から、アメックスの審査基準について分析してみると、アメックスがいかに安定して稼ぐ力を重視しているかがわかってきました。

アメックスの審査は公平で公正で厳格です。これまでクレジットカード業界で重視されてきた「安定」ではなく、おそらくアメックスは能動的にお金を稼ぎ、トラベル&エンターテイメント(旅行と娯楽)に使う力があるかどうかを審査しています。

クレヒスが少ない方、自由業や農業など安定していないと見做される職業の方、不労所得で稼いでいる方、そんな方々もアメックスは正当に評価してくれます。

そのようなこれまでのクレジットカードの審査では門前払いされてきた方々でも、アメックスでは審査に通る可能性があります。

お金を稼ぐ実力がある方、旅行や娯楽や趣味にお金を使う方々、アメックスに申し込んでみて下さい。必ず最高のクレジットカードライフが待っているはずです。

クレジットカードの選び方Card selection points